「コンにちわ。コンの名前はあがたこん。コンちゃんって呼ばれてるよ！なにしにきたの？」

ヘラヘラ笑う猟師をしている青年。

幼少期、よくお世話になった人が猟師だったため、幼い頃から銃を見ることが好きだった。彼はよく銃の扱い方について教えてくれた。

ある日、その仕事ぶりをこの目で見てみたく、こっそり黙って付いていったところ、動物と間違って撃たれた。

急所ではなかったため、大事には至らなかったものの、恐怖と傷跡は深く残った。

それからはもう誰かに間違って撃たれぬよう、目立つようにと赤い布を身にまとうようになった。

その後、彼が猟に出掛けた日にまた黙ってついていき、彼が猟銃を手放し休憩をしている際に「思わず」手に取ってしまい、猟師である彼を「間違って」撃ってしまった。

師匠と呼べる人をこの手で殺めてしまった今、赤手自身が猟師を引き継いでいる。